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相原高校 「100年クスノキ」後世に 移植困難も2世育成で

文化

掲載号:2018年3月29日号

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地域のシンボル的存在のクスノキ
地域のシンボル的存在のクスノキ

 橋本にリニア中央新幹線の新駅が設置されることに伴い、来年4月の移転を予定している神奈川県立相原高校(橋本/江原洋一校長)。その構内にあり、長年、地域のシンボルとして親しまれてきた樹齢100年以上を誇る「クスノキ」の樹勢に衰えが見られ、移転が難しいことがわかった。そこで同校の生徒たちが、3年前から「2世」の育成に取組んでいる。

 相原高校の正門左横にあるこのクスノキは、1923年の創立時に周辺に何もなく「少しでも木々で地域を明るくしたい」と、初代校長が苗木として植栽したものとされている。クスノキの樹高は約15m強、枝張りは平均11mにも及ぶ。

 橋本駅前に立地する同校は、高層ビルやマンションが並ぶ一帯にある。正門付近にはクスノキの他、ヒマラヤスギやヒヨクヒバ、クロマツなど、多くの樹木が植えられ、都会のオアシスとして長年、通行人の目を癒やしてきた。その中でも一際大きいクスノキは「地域のシンボル」として親しまれてきた。

 しかし、10年程前から、このクスノキの樹勢に衰えが見えはじめ、これまで3回の樹木医の診断を実施。在校生、卒業生、職員、地域住民などが協力して、腐朽部への処置、土壌改良、クスノキ周辺への柵の設置などの対策を講じてきた。そうした中、同校はリニア中央新幹線の新駅設置に伴い、職業能力開発総合大学校相模原校跡地に校舎を移転することが決定。移転後、現校舎の周辺は再開発される予定で、卒業生や地元住民からクスノキを残して欲しいとの声が寄せられていた。

 同校では昨年10月に県に委託して、改めて樹木医の診断を実施。12月に根元に空洞が見られ、「移植は困難」との結果が出た。「あの大きさなので、新校舎への移植は難しいと考えていましたが、近くには移せると思っていたので残念です」と江原校長は話す。

3年前から生徒が挑戦

 そんな地域のシンボルを何とか残そうと、3年程前から同校環境緑地科の生徒が、挿し木によるクスノキ2世の育成に取組んでいる。これまでに年間300本、計900本の育成を試みたが、なかなかうまくいかず「枯れてはいないが、まだ根付いていない」状態だという。移転まであと1年、今年は専門家の知識も借りて、2世育成に取り組んでいく意向だ。江原校長は「生徒たちは土壌の改良、水はけなど一生懸命、育成に取組み、非常に勉強になっています。何とかして、2世を無事育て、次の世代に引き継ぎたい」と話した。

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