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やまなみ公園 花で牧野に元気を 台風後 元気創生会が整備

社会

公開:2020年11月5日

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台風直後、土砂が流れ込み甚大な被害を受けたやまなみ公園=写真、牧野元気創生会提供
台風直後、土砂が流れ込み甚大な被害を受けたやまなみ公園=写真、牧野元気創生会提供

 昨年の台風19号により緑区内でも最も被害の大きい地域の一つだった牧野地区。地域振興のボランティア団体「牧野元気創生会」(志村孝夫会長)は、台風による土砂の流出など被害の大きかった「やまなみ公園」の復興整備に奮闘してきた。同会は「地域の憩いの場を早く復旧させ、観光発展につなげたかった」と話す。

 やまなみ公園は、2009年月4月に設立された「牧野元気創生会」が、地域の人気観光スポットである『藤野やまなみ温泉』を訪れた人たちに、楽しんでもらえる場を作りたいと計画された公園。温泉に隣接する公園を重要な観光資源にしようと、当時、市が所有していた遊休地約35000平方メートルの敷地を整備してきた。その後、毎年少しずつ花を植え、公園の顔となった3000株のあじさいの群生をはじめ、芝桜1200株、オカメ桜50本、その他多数のツツジ、サツキ、レンギョウなど「1年中どの季節を訪れても花の開花が楽しめるようにしたい」と、四季折々に花を咲かせ、訪問客の目を楽しませている。

 現在、元気創生会は20人の会員で月2回ボランティア活動を実施。花の植え替えなど公園整備のほか、近くのホタル河川・峰山登山道整備、やまなみタンポポフェスタの開催、藤野南小学校児童との交流など積極的な活動を行っている。

温泉、陣馬山公園で地域振興

 台風被害直後、やまなみ温泉は被害のあった住民に温泉を無料開放するなど、復興支援に積極的に協力してきた。加えて「地域振興の灯を消してはならない。地域の憩いの場であるやまなみ公園をいち早く元の姿にもどしたかった」と、土砂が流れ込み被害の大きかったやまなみ公園内の整備復興に尽力。コロナ禍の影響もあり活動は苦難の連続だったが、被害から一年余り、公園もほぼ元の姿を回復し、訪問者も徐々に増えている。

 志村会長は「ここ数年、法政大学の学生も作業を手伝ってくれ、ボランティアの輪も広がりをみせている。この地域の財産である陣馬山をはじめとする”やまなみ”と、四季折々の奇麗な花々を見ることができるので、公園を散策し、藤野やまなみ温泉でリフレッシュして欲しい」と話した。
 

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