市は新型コロナウイルス感染症に係る予防対策事業やワクチン接種事業、経済対策事業等に要する経費として、総額22億8400万円の2021年度4月補正予算案を市議会に提出し、4月22日・23日の臨時会議で可決された。
接種体制の充実
今回の補正で柱となるのは「新型コロナウイルスワクチン接種事業」で、予算は6億7458万5000円。
5月16日(日)から始まる集団接種については、3月に行った運営訓練の検証結果を踏まえ、会場に配置する案内係や受付などを増員し、更なる接種体制の充実を図る。また、市内の各会場に薬剤師を配置する。
6月以降を予定する個別接種については、月に一定数以上のワクチン接種を行った医療機関に対し、月に15万円の協力金を支給。自宅や高齢者施設などへ訪問接種を行う医師には、1訪問あたり8880円の協力金を支給するとしている。
消費喚起策も
経済対策には4億8461万7000円の予算がつけられた。ポストコロナに向けた経済対策として、「新しい生活様式」に対応するための設備工事や備品購入、非接触化につながるデジタルトランスフォーメーション化に向けた取組を支援していく。消費喚起策では、市内の店舗等において1万円以上消費した市民に対し2000円を還元する「キャッシュバックキャンペーン」も行う。仕組みとしては昨年の「39キャッシュバックキャンペーン」に倣うもので、主管する産業支援課では「具体的な時期は未定だが、夏以降の実施をめざす」としている。
そのほか、市立施設における児童館、児童クラブ、こどもセンター、保育所などの手洗い場の一部を自動水栓化する事業に1244万4000円、妊婦への特別給付金に7900万円などが計上されている。
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