橋本高校(内田和幸校長)の吹奏楽部が、9月11日(土)に栃木県で行われる「第27回東関東吹奏楽コンクール」の「高校B部門」に神奈川県代表として出場する。6年ぶり2度目の出場で、部長の高橋菫さん(3年)は、「今年はコロナで例年よりも練習時間が短く不安な気持ちがあったが、金賞目指して自信をもって演奏したい」と本番前に意気込みを話した。
昨年は新型コロナの影響で中止だった同コンクール。今年は感染拡大対策として無観客での実施を予定する。小学生から一般の部まで6部門あり、全174団体が出場、同部が出場する高校B部門(30人以下の編成)には、東関東エリアから35校が参加する。
同コンクールに駒を進めるまでの道のりは楽なものではなかった。同部には現在、3年14人、2年10人、1年16人の計40人が在籍する。今年7月に行われた「相模原吹奏楽コンクール」で金賞を獲得し、市の代表として8月の「神奈川県吹奏楽コンクール」に出場。そこでも金賞を勝ち取ったことで、県代表として今回の「東関東吹奏楽コンクール」に出場する切符をつかんだ。
自作の「楽器シールド」
昨年の緊急事態宣言明けから登校は再開され、学校での練習は行えてはいるが、感染対策として部活動の時間は縮小されている。同部では、演奏中の飛沫拡散防止のため、それぞれの楽器に装着するシールドも各自で作成。限られた時間を有効活用するため、部員が入念に決めたスケジュールをあらかじめ周知させることで練習へのモチベーションを上げ、質ができる限り向上するよう工夫してきた。
曲の理解が鍵
11日は、自由曲「天雷(てんらい)无妄(むぼう)」(天野正道作曲)を演奏する。顧問の志村拓弥教諭によると、さまざまな楽団で演奏されるメジャーな曲だが、前半と後半で変化する曲調が見せ所だという。加えて、「各校、選んだ自由曲をどれほど深く理解し演奏で表現できるかという点が勝負になるのではないか」と審査のポイントを分析する。
「東関東出場」を目標に掲げてきた同部が初めて同コンクール出場したのは2015年。しかし、同コンクールに出場するには支部大会、県大会と突破しなければならず、初出場以後、2度目の出場はなかなか叶わなかった。さらに、今年はコロナの影響で例年より校内での練習時間が短く、部員内でも不安な気持ちが広がることもあった。高橋部長は今までの練習を振り返り、「支部大会から数えて通算3度目の演奏となる本大会。これまでの課題を見直し、バンドの心を一つにして演奏する。無観客でのライブ配信となるが、金賞目指して自信をもって演奏したい」と話している。
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