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市  立青和学園 「服を世界の難民に」 児童たちが寄付呼びかけ

社会

掲載号:2021年10月14日号

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回収ボックスの前で寄付を訴える児童たち
回収ボックスの前で寄付を訴える児童たち

 世界の難民の子どもたちに服を届けるプロジェクトが、相模原市立青和学園(青野原/小畑弘文校長)で行われている。同校の6年生が主体となり、青野原図書室などで不要になった子ども服の寄付を募っている。

 同校は、昨年4月に開校した市内初の義務教育学校。現在の児童数は68人で、青根・青野原地域を学区とし、9年間の一貫教育が行われている。

 開校以来、地域と共に取り組める事業を模索する中で、今回取り組むことになったのが「"届けよう、服のチカラ"プロジェクト」だ。これは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とユニクロなどを展開する(株)ファーストリテイリングが2013年から始めた学生参加型の学習プログラム。児童が主体となり不要な子ども服を地域から回収し、それを世界の難民に送るというもの。小畑校長が同プロジェクトを知り、「地域と共に行うことによる一体感の育成や、子どもたちに広い視野を持ってもらう」ことを目的に参加を決めた。

難民事情に戸惑いつつも

 今年の6月と7月、児童たちは同社による世界情勢や衣服に関する授業を受講。難民の存在や、今も戦争が行われている国があるということを知らない児童も多かったが、その事実に驚きつつも「自分たちにできることを頑張りたい」いう気持ちが高まったという。

 授業の後、児童たちは相談し、ポスターやチラシ、校内放送や全校集会で寄付を呼びかけることに。青根・青野原の郵便局や近隣の診療所、飲食店などには6年生がポスターの掲示を依頼し、約20枚を掲出。学区の全自治会にも協力してもらい、回覧板を利用して募集チラシを回してもらった。

 2学期に入ってからは、段ボールを利用して「回収ボックス」を製作。4カ所(青野原図書室・青根出張所・6年生の教室・体育館入り口)に設置した。このうち一般市民が寄付できる場所は青野原図書室のみだが、目標「段ボール箱10箱分」を掲げ、現在寄付を呼びかけている。

 同プロジェクトに参加する伊藤寿々さん(6年)は、「難民がいるとは知らず、(授業を聞いて)びっくりした。難民に服を寄付することにぜひ協力したい」、同じく6年生の関戸久仁生さんは、「難民という存在は知っていたけれど、今まで助ける方法が分からなかったので今回参加できてうれしい。届けた服を大切に使ってほしい」と意欲を見せる。

 寄付の締切りは10月29日(金)まで。受付できる子ども服は、新生児〜160cmまで、ブランドは問わないが、下着、靴下、帽子などの小物類は不可。主体となる6年生たちは「このプロジェクトを通して、世界では難民の人たちが苦しんでいることをぜひ多くの人に知ってもらいたい。たくさんの人に協力してもらい、日本で安全に暮らせていることに感謝しながら、今皆さんが着ている服も、ぜひ最後まで大切に使ってほしい」とメッセージを寄せた。

今までの呼びかけで集まった子ども服
今までの呼びかけで集まった子ども服

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