神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

さがみはら津久井産材 木製ガードレールに活用 間伐材使用で森林保全

社会

公開:2023年4月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
小倉地区(小倉橋付近)に設置されたガードレールを指さす佐藤組合長(右)と市の職員
小倉地区(小倉橋付近)に設置されたガードレールを指さす佐藤組合長(右)と市の職員

 相模原市は、中山間地域活性化とさがみはら津久井産材の利用促進を図るため、このほど市内に初めて津久井産材を活用した木製ガードレールを設置した。ガードレールの製作はさがみはら津久井森林組合が、工事は3区の土木事務所がそれぞれ業務を請け負い3月末で工事が完了。間伐材を使用することで森林保全への一助にもなると期待が寄せられている。

 市の若手職員らで構成される「もりワーク」(中山間地域をもりあげるワーキンググループ)が2021年10月に実施した集まりで、「さがみはら津久井産材の有効活用」について提案したのがきっかけだった。津久井産材で作った木製ガードレールをオリンピックのロードレースのコース沿いに設置することで津久井産材をPRし、中山間地域の活性化とCO2の削減を目指すというもの。実現化へ市道路計画課と市森林政策課で検討を重ね、箱根町などで既に活用していた「神奈川県型木製ガードレール」を設置することに決まった。これは既設のガードレールに製材を貼り付けるため費用を安価に抑えられ、柱や梁などに使われない細い木材を製材として使用するので「木材の活用につながると林業関係者からも喜びの声があがっている」と市の担当者は話す。市は22年8月にガードレールの製作を津久井森林組合へ委託。工事は各区の土木事務所が請け負った。

促進PRの看板も

 設置場所は小倉地区(小倉橋付近)、小山地区(中央区)、相模大野地区(南区)の3カ所。それぞれ津久井産材を使用している旨を記した看板も設置されている。

 さがみはら津久井産材利用拡大協議会の佐藤治男会長は「まだまだ津久井産材は周知されていない。市民の目に触れる場所へのガードレールの設置は津久井産材を知ってもらういい機会になると思う」と期待を寄せた。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

障害者へ「合理的配慮」

障害者へ「合理的配慮」

民間義務化も周知に課題

5月2日

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

今年の題字は「稀風」

5月2日

村芝居 5年ぶり上演へ

三ケ木青年会

村芝居 5年ぶり上演へ

大正時代からの伝統行事

4月25日

今年も群泳200匹

佐野川こいのぼり

今年も群泳200匹

4月28日から8日間

4月25日

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook