相模の大凧まつりが5月4日と5日に南区新磯で開催され、延べ17万8000人が訪れた。
フランスから訪れたクロエ・ル・ドレゼンさんは、大凧に魅了され、初めて現地で大凧を鑑賞した一人。クロエさんはアディダスやシャネルなどの世界的な服飾ブランドの写真を手掛ける写真家で、今回、同祭りを撮影する目的で来日した。
6、7年前、仕事で凧の画像をインターネットで検索していたとき、たまたま相模の大凧の写真を目にしたクロエさん。「その大きさや文字、色合いが素晴らしい」と虜になった。
知り合いの日本人を通じて相模大凧保存会に連絡。2020年に来日を予定するがコロナで断念。4年越しに実現した。4月27日から5月7日まで滞在し、同保存会を通じて糸目付けの作業から祭り前日の式典の参加、祭り後のお焚き上げまで撮影した。クロエさんは「大凧を目にして、まずその大きさに驚いた」と衝撃を語る。「大空を舞い上がり、その美しい姿に圧倒されるとともに感銘を受けた。大凧保存会の人たちのチームワークのすばらしさにも感動した」と感想を語った。
八木亨会長は「海外の人にも相模の大凧の魅力を知ってもらいうれしく思う」と話し、同保存会が着用する半纏をクロエさんに進呈した。
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