カモ 飛来数 2割増 寒波の影響 宮ヶ瀬湖・津久井湖が顕著 全国的に南下傾向
県央地域県政総合センターでは、1月5日から11日まで行った、ガンカモ類の生息調査の結果をこの程発表。今回確認された飛来数は全体で44ヵ所・カモ類9種、2962羽と、昨年に比べ436羽増えている。同センターでは、寒波の影響で、カモの飛来が南下傾向にあり、太平洋側にある県央地域の飛来が増したと分析している。
この調査は環境省からの依頼による全国一斉調査の一環として毎年1月中旬に行われているもの。今年で42回目。調査は54ヵ所で実施。宮ヶ瀬湖、津久井湖、相模湖、城山湖、相模原沈澱池、相模川、道志川、串川等で行われた。
個別の飛来種を見ると(カッコ内は昨年の結果)、カルガモ907羽(630羽)、オシドリ642羽(175羽)、コガモ459羽(632羽)、マガモ357羽(341羽)という結果。カルガモ、オシドリの飛来が大幅に増えたものの、コガモが減っているのが目立つ。
相模原区域の調査所では、相模川〔調査地点9ヵ所計〕が757羽(711羽)、宮ヶ瀬湖が[清川村含む]429羽、(133羽)、津久井湖が410羽(99羽)、相模湖350羽(309羽)、相模原沈澱池が256羽(385羽)と多く、管内全体でも上位を占めている。
調査結果について同センター環境部では「管内では、今年は相模川の飛来数は変わらなかったものの、宮ヶ瀬湖や津久井湖で大幅に飛来数が上昇しているのが特徴です。管内の飛来数が増えたのは、寒波の激しさが原因だと思います。全国的にも、例年より比較的温暖な太平洋側で多くのカモが見られ、南下傾向にあります。詳しい分析は、もう少し長い周期で見たていきたい」と話している。
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