城山商工会 "鮎"PRに家政大とタッグ 「一夜干し」使った料理を開発
城山商工会(小坂義和会長)はこの程、東京家政学院大学と協力・連携して「鮎の一夜干し」を使った創作料理を開発。11月15日には発表イベントが開催され、計9品がお披露目された。
城山地域では、古くから相模川の小倉橋周辺で「鮎漁」が盛んに行われ、地域の貴重な観光資源となっている。そうした歴史を活かし、同商工会資源委員会では”城山=鮎の里”をブランド化しようと昨年、素材そのものの風味を活かした加工品「鮎の一夜干し」を開発。インターネットや地元の店舗などで販売し、昨年度は約1500パックを売上げるなどの経済効果をあげている。
さらに、ブランド力の底上げを図ろうと、相模原市と地域産学活性化に関する協定を結ぶ東京家政学院大学に、その「一夜干し」を使った創作料理の開発を依頼。若い女性の感性や創造性を採り入れることによって、新たな価値を付加することが狙いだ。
それを受け、同大の学生46人が5月から創作料理の開発に着手。発表会が15日に行われ、高部博緑区長や同大の天野正子学長、同商工会会員、地域の飲食店経営者など約50人が審査した結果、9品を採用することに。採用された料理は、春巻き、酢の物、餃子、つくね、だんご、おにぎり、せんべいなど様々。鮎独特の風味をひきたたせる、学生ならではのユニークな料理に仕上がっている。
これらの料理は、地域の飲食店で提供できるよう準備を進めている。また、家庭でも作ることが出来るものは、同商工会のホームページでレシピを公開する予定。城山商工会では「今回作っていただいた創作料理をもっとPRし、地域の伝統である鮎を再認識して『鮎の里』を浸透させていきたい」と話している。
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