東京造形大学附属美術館が主催する美術展「人がいっぱい」が現在、アリオ橋本隣のアートラボはしもとで開催されている。期間は22日(日)まで。同大のOBや准教授らの作品が展示されているほか、子どもたちも作家として作品を製作・展示できるユニークな企画が行われている。
地域の親子に美術に触れ合ってもらう機会を作ろうと企画された同展。誰でも気軽に美術作品に親しめるよう、身近なモチーフである”身体”がテーマ。期間中は、同大OBや准教授ら5人の作家のそれぞれの表現方法・作品スタイルで”身体”を表した作品が展示されるだけでなく、子どもたちが参加できるワークショップも企画されている。
中でも、注目を集めるのが、糸曽賢志氏による実写・アニメーション『セイキロスさんとわたし』。糸曽氏は、週刊少年ジャンプで読切漫画を多数執筆するほか、アニメ演出を宮崎駿監督に師事し、音楽クリップ、実写映画などを手掛けるクリエーター。同作品は、映画監督・大林宣彦氏のプロデュースを受けて初監督したもので、奥深いミステリアスな作品となっている。
「美術に触れて」
7日に行われたワークショップでは、12人の子どもたちが思い思いにクレヨンや水彩で家族や友達の顔を大きな布に描写。描かれた絵は、ネームをつけて、エントランス2階の壁面に展示されている。
また14日(土)・21日(土)にも、自分の顔写真を立体的な人形に変身させる「魔法の人形づくり」が行われる。希望者は【メール】museum@zokei.ac.jpへ申し込みを。同大附属美術館の北本雅久さんは「ぜひ美術を身近に触れていただける機会になれば」と話している。同展の詳細は、同大附属美術館【電話】042・637・8111へ。
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