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さがみはら緑区版 公開:2012年12月20日 エリアトップへ

相模原総合高校 南相馬へ笑顔の贈り物 生徒会が真心のクリスマス

教育

公開:2012年12月20日

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12月1日、橋本駅前での街頭募金
12月1日、橋本駅前での街頭募金

 「被災地の子どもの笑顔のために」と、県立相模原総合高校(船橋憲正校長、生徒数756人)の生徒が、様々なプロジェクトで集めた義援金で、福島県南相馬市の小学校に一足早いクリスマスプレゼント。生徒の想いを込めた「応援旗」と、生徒一人ひとりが児童に励ましのメッセージを書いた「クリスマスカード」を添えて、数多くの支援物資を贈った。

 同校は、昨年3月の東日本大震災後に「高校生の私たちにも、全校生徒の力を合わせ、継続して支援活動を行えば大きなものになる」と、生徒会が中心となりプロジェクトをスタート。結果、約93万円の義援金を集め、大船渡市の小学校に支援物資を贈呈していた。

 当初1年限りの活動の予定だったが、テレビなどから被災地の思うように進まない復興の姿を目のあたりにして、生徒会が「まだ、震災は終わっていない。これから先も支援の心を」との言葉を掲げ、復興支援活動を今年度も継続させることを決定。支援先に選んだのは津波のみならず、原発事故の影響により仮設校舎で授業を行う南相馬市の2つの小学校。同市と協議した結果、真野・福浦の両校に、必要とする品物を贈ることを決めた。

 支援活動を始めたのは、今年の6月から。橋本駅前や市民会館前での定期的な街頭募金、吹奏楽部による定期演奏会での募金をはじめ、体育祭や文化祭の売上金、復興支援活動表彰による賞金などを合わせた、計75万4708円の義援金を集めた。

 その集ったお金で購入したのは、ワンタッチ型集会用テント(2張り)、空気清浄機(4台)、ワイヤレスアンプとマイクのセット、10万円分の図書カードなど。これらの品々に、両校のスクールカラーに合わせて製作した2・1m×1・4mの大きさの応援旗と、両校の全児童86人にクリスマスカードとクリスマス菓子を添えて贈った。

 今回の支援プロジェクトリーダーの下川望さんは「震災から1年以上が経ち、人々の記憶が薄れてしまいがちな中、義援金が集るか不安でしたが、多くの方の支えと応援により最後までやり遂げることが出来ました。この経験を忘れず、これからも自分たちが出来ることを続けていきたい」と話している。
 

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