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鳥屋 「丹沢の白馬」の歌碑を建立 夢を持つ大切さ願い

文化

公開:2013年5月23日

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石碑を前にする吉原校長
石碑を前にする吉原校長

 東丹沢山系の白馬尾根は、冬に雪が降ると、白馬が空に駆け上がるように見えることから、通称”丹沢の白馬”として、古くから親しまれてきた。この白馬のように「地域の子どもたちも何かに夢を持って、それを追いかけてほしい」との願いが込められた歌を刻んだ「夢の碑」が、鳥屋住民たちの手によって建立された。

 「奥山の天に向かって駆け上がる白馬のように我も夢を追う」-。高さ約2m、重さ3トンの石碑に、そう刻まれた「夢の碑」が建立されたのは、プロの書道家である小島実さんのアトリエ入口(鳥屋690の1)。

 この歌は、三ヶ木在住で印刷会社を経営する秋本敏明さんが、自身の子どもが一流シェフへの夢を追って、オランダへ修行に渡り頑張っている姿を白馬に重ねて詠んだものだ。この歌に、かねてから親交のあったプロの書道家小島さんが感銘を受け、「多くの子どもに、地域の名物となっている丹沢の白馬のように、自分の夢を追いかけて駆け上がって欲しい」と、自らが撮影した白馬尾根の写真に、毛筆で歌を書いて、鳥屋小学校に寄贈していた。

 そうした中、秋本、小島両氏と共に、同小学校の吉原美世子校長も、この歌を石碑にしようと計画。地元で造園業を営む小谷造園が石材を寄贈し、その石に旧知の親交があった高橋石材店が小島さんの毛筆を刻んで、「夢の碑」を完成させた。

 秋本さんは「多くの方の協力で今回こんなに素晴らしい石碑が完成しました。多くの子どもに石碑と丹沢の白馬を見てもらい、それぞれの夢を持ってもらえたら」と話している。

※「丹沢の白馬」は、1966年当時、パルプの材料にするため、白馬尾根の落葉樹を伐採。その周辺の木々が低木になり、積雪が残ると白く見えることから起こる現象。
 

雪で馬が駆け上がるように見える白馬尾根
雪で馬が駆け上がるように見える白馬尾根

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