戦国時代の熱気が蘇る-。津久井城主・内藤一族と武田信玄の父親である信虎との戦いを描いた寸劇「津久井城開城祭・津久井城攻防戦in1524」が6月23日(日)、午前11時から午後1時半、県立津久井湖城山公園根小屋地区の御屋敷広場で開催される。申込は不要で観覧無料。雨天時は中止となる。
津久井城は、戦国時代に北条氏の築いた相模国が誇る屈指の山城。北条氏家臣の内藤一族が、武田家や徳川家などとの戦の際に、常に最前線でその役目を果たしてきた。また、「城山」全体が城郭となっており、歴史的価値の高い曲輪や堀といった遺構が良好に残される。現在は、県立津久井湖城山公園としてパークセンター、花・水の苑地などの整備が進み、毎年多くの観光客が訪れている。
そうした中昨年、津久井城開城の主因となった、猛将本多忠勝率いる徳川軍との津久井城攻防戦を再現した寸劇を上演。好評を博したことから今年は、その開城から遡ること66年前の1524年を舞台に設定。戦国武将が群雄割拠する時代を背景に、津久井城が歴史の表舞台に登場した城主・内藤朝行と武田信虎との攻防戦が演じられる。
地元有志が甲冑隊を組織
出演するのは、津久井衆甲冑隊(半田忍・原田久志共同代表)。昨年の寸劇をきっかけに、今年正式に組織され、現在は約20人が所属する。今後は、津久井城の歴史を子どもたちに伝えるべく近隣のイベントなどに出演していく意向だ。
当日は、パークセンターを出陣し、御屋敷広場まで行列、劇では熱のこもった攻防戦が再現される。寸劇終了後には、武者との撮影会、功雲寺に眠る内籐氏の墓参りにも参加者とともに行く予定。また、パークセンター前ではつくい逸店市の開催、津久井城ブランド品の販売も行われる。
同公園では「甲冑を来た劇は迫力があり、大人から子どもまで楽しめます。地元の歴史を知る意味でも多くの人に見て頂けたら」と話している。
問い合せは、同公園パークセンター【電話】042・780・2420へ。
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