神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

市消防局上半期統計 救急出場が過去最多 熱中症は前年の約8倍

社会

公開:2013年8月1日

  • LINE
  • hatena

 相模原市内の今年度上半期(1月〜6月)の救急出場件数が昨年同時期に比べ、件数、搬送人員ともに大幅に増え、過去最多となっていることがわかった。相模原市消防局によると、7月に入ってからも熱中症に伴う救急搬送件数が昨年よりも約8倍に増えており、このまま推移していくと年間でも過去最多となることが見込まれるという。

 市消防局によれば、今年度上半期の救急出場件数は1万6512件、搬送人員は1万4896人で、昨年上半期の1万5507件、1万4135人に比べ、それぞれ1005件、761人と大幅に増加しているという。昨年は、3年ぶりに前年比減だったものの、今年は一転して増加。過去最多となっている。「今年1月に首都圏を襲った大雪による事故や、インフルエンザの流行が影響しているのでは」と市消防局は分析する。

 さらに今年は、7月に入ってから猛暑日が続いた影響で、熱中症に伴う救急搬送が増加しており、その数は昨年同時期の約8倍。そのうち約半数を高齢者が占める。「高齢者は暑さや水分低下に対する感覚機能や体の調整機能が低下しているので、特に注意してほしい」と話し、重ねて「8月に入るとさらに暑さが厳しくなることが予想される。暑さを避け、水分・塩分をこまめに摂ることで熱中症は防げるので、気を付けて」と呼びかけている。

適切な119番通報を

 今年度上半期の救急出場件数は、1日平均約91件で約16分に1回の割合となる。人口の多い横浜や川崎に比べると、多くはないものの、政令指定都市の中では少ない割合ではないという。そのうち約50%が入院を必要としない軽症者だった。「重篤な急病など救急車を本当に必要としている人が早期に利用できないおそれがある。119番通報する際は、落ち着いて状況判断し、緊急ではない場合や交通手段がない場合などは、民間救急、自家用車やタクシーを利用してもらい、救急車の適正利用に協力を」と呼びかけている。

年間でも過去最多ペース

 上半期、7月と昨年よりも大幅に救急出場・搬送件数が増えていることから、このままのペースで推移すると、今年は過去最多となることが見込まれる。「寒くなってくる下半期は、例年上半期よりも多くなる。気候に左右される部分があるが、適切な119番通報と健康管理に十分注意してほしい」と市消防局では話している。
 

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

村芝居 5年ぶり上演へ

三ケ木青年会

村芝居 5年ぶり上演へ

大正時代からの伝統行事

4月25日

今年も群泳200匹

佐野川こいのぼり

今年も群泳200匹

4月28日から8日間

4月25日

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook