本番に向け練習も熱が帯びる
市内最大規模の世帯数が入居するタワーマンション「オラリオンサイト」（西橋本）で、歌好きの住民たちが集まり、交流を深めようと活動している「オラリオン混声合唱団」（児玉佳男団長）。同合唱団の「第１回演奏会」が10月25日（金）、午後２時から杜のホールはしもと（ミウイ橋本７階）で開催される。
オラリオンサイトは、２００３年３月（一部２００４年３月）に竣工された国道16号線「南橋本駅入口交差点」そばにある４棟から成るタワーマンションで、８７８世帯約２２００人が暮らす市内でも最大規模の大型マンションだ。
その中で同合唱団が結成されたのは２００９年５月。団の前身は同年４月にマンション内の文化祭に出演するために結成された合唱団。住民同士の相互交流を図ろうと企画されたお祭りに、歌好きのメンバー18人が集まり歌声を披露した。文化祭終了後も「せっかく同じマンション内でこれだけの人が集まり、コーラスを通してメンバー同士が親しくなれたのだから」と今の合唱団として再スタートした。
その後もマンション構内で団員募集を呼びかけ、今では32人が所属するまでに。仕事をリタイアした男性が多く、40歳から82歳までのメンバーで月に２回、構内のコミュニティーホールで活動を行う。メンバーの紹介で音楽家の篠田正臣さんを招き、発声、コーラスなどの指導を仰ぎながら練習をしている。篠田さんは「こうしたマンション内で合唱団というのは珍しい。同じマンションからか連帯感が強い。日を追うごとに上達してきている」と話す。
元気でパワフルな合唱を
これまで、日々の練習の成果を発表する場として、マンション内の催しやサン・エールはしもとで開催されている土曜コンサート、相模原市合唱連盟主催の「かがやけ歌声」などに参加。10月25日（金）には、メンバーの念願だった初の演奏会を杜のホールで開催する。愛唱歌や懐メロなど、20曲ほどを歌う予定。「元気でパワフルな合唱団。ハーモニーはまだまだですが、心を込めて歌うので、ぜひ気軽に聴きに来てほしい」と児玉団長。「男性が多く響く低音の中で、女性のきれいな声がのっていくところを聴いてもらえれば。コーラスの楽しさを伝えたい」と話している。また東日本大震災の復興支援金の募金活動も行う。
演奏会は入場無料。午後１時30分開場、２時開演。詳細は児玉団長【電話】０４２・７７９・００２９へ。
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