昨年8月から改修工事を行っていた相原公民館が竣工し、14日から一般利用を再開した。老朽化していた施設全体が新装されたほか、利用者の増加に応じ、会議室の拡充・増設がなされるなど機能の向上をはかり、地域活動の更なる拠点となることが期待されている。
現在の相原公民館が建てられたのは1981年。建設されてから30年以上が経過し、老朽化による傷みが各箇所で見受けられていたという。また、年々増加する同館の利用者数に比べて、会議室の数や広さが十分といえず、拡充や増設を望む声も上がっていた。
新装された同館では、大会議室の拡充や小会議室の増設がなされ、利用スペースが広がった。また、同館による自主事業や、自治会などが地域活動を推進するために利用していたコミュニティ室を別棟化し、コミュニティ棟として敷地内に新設。踊りや体操など幅広く活用できる多目的室も新たに設置された。総事業費は4億円以上にのぼるという。
戸塚厚生館長は「新しくきれいに生まれ変わりました。公民館を学び・集い・ふれあいの場として、たくさんの人に利用してもらえれば」と話した。
検討重ね5年間
2010年に同館の改修検討委員会が発足され、計20回に渡り、検討会議を積み重ねてきた。まずは一般利用者へのアンケートを行い、施設ごとの問題点を引き出した。その後、相模原市内で近年改修工事が行われた公共施設を見て回り、2012年に要望書としてまとめ、市に提出した。耐震構造の問題をはじめ、改善すべき点を検討し、設計に反映させながら昨年8月にようやく工事着手。地域住民にとっては待望のリニューアルとなった。
同館では18日に落成式が開かれて、図書館の利用は19日から開始される。また、19日には記念公演として、同館成人学級から生まれた芝居一座「笑吾座(わらわれざ)」による田舎芝居『関の弥太っぺ』(整理券の配布はすでに終了)が行われる。
詳しくは同館【電話】042・773・7800へ。
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