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三井・中野地区 市内初の土砂災害訓練 約300人、避難経路を確認

社会

公開:2015年6月18日

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避難訓練の様子
避難訓練の様子

 相模原市は7日、市内では初めての試みとなる土砂災害対策訓練を実施した。神奈川県から土砂災害警戒区域の指定を受けている三井・中野地区を対象に、土砂災害ハザードマップを活用した避難訓練と防災講習を行った。

 県は土砂災害防止法に基づき、市内で土砂災害被害が生じる恐れのある区域の指定に向けた調査をしており、三井、太井、中野地区内の土砂災害警戒区域が、2013年に市内で初めて指定された。これに伴い、2014年に市は、三井、太井、中野地区等における指定区域を地図上で示した土砂災害ハザードマップを作成し、対象地区に全戸配布した。今回の訓練は、同マップを活用し、土砂災害時の避難行動・経路等を確認するとともに、土砂災害に関する知識を深めることを目的に開催された。

 当日は、ひばり放送による避難勧告等の発令を受けて、対象地区の自治会ごとに自宅等から避難場所(中野中学校、小網地域センター)まで避難した。10の自治会が訓練し、約300人の参加者があり、「実際に避難を体験できて良かった」「訓練することの重要性が理解できた」などの感想が聞けた。

 その後、中野中学校体育館で土砂災害に関する講習を実施。DVD鑑賞のあと、市緊急対策課職員が土砂災害発生時の避難行動についての講義をし、気象に関する警報や避難勧告等の説明、情報の入手方法などを伝えた。周辺地区の住民も講習を受け、参加者は約400人に。住民からの関心も高いようで、熱心に耳を傾ける姿が多く見られた。

 同課は「土砂災害時に『いざ自分がどういった行動をとるべきか』を考えていただく機会になったのでは。今後も継続して訓練や講習を実施していきたい」と話している。

新たに指定された地域も

 現在市内で土砂災害警戒区域の指定を受けているのは三井、太井、中野、又野、三ケ木、青山、根小屋、長竹地区。以上の地区の土砂災害ハザードマップの作成はすでに完了している。加えて、5月29日に鳥屋、青根、青野原地区、旧相模湖町地区が、県によって新たに指定された。同課では、現在新たに指定された地区における同マップの作成に取り掛かっている。

 同マップは市のHPから入手可能となっている。

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