神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

毒キノコ カエンタケに注意を 北公園などで複数発見

社会

公開:2022年8月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
緑区で見つかったカエンタケ。大きさは5センチほど(写真/相模原市立博物館提供)
緑区で見つかったカエンタケ。大きさは5センチほど(写真/相模原市立博物館提供)

 猛毒性のキノコ「カエンタケ」が、今年に入り相模原市北公園(下九沢)の17カ所、道保川公園(中央区上溝)の7カ所で発見されている(8月3日現在)。毒性が強く、触れると炎症を起こすこともあるため、両園では「見つけたら触らずに、管理者にお知らせを」と注意喚起する。

 カエンタケは赤いのが特徴で、大きさは数センチ〜20センチ程度。においはなく、個人差はあるが触ると炎症を起こすことがあるという。

 相模原北公園では、7月12日に公園利用者から「カエンタケではないか」と通報があり、園内にある郷土の森で初めて発見された。同園では「道保川公園では2017年に発見されたことがあったが、相模原北公園ではこれまでにカエンタケが発見されたことはないのでは」という。発見されたカエンタケは焼却処分し、発見場所はガスバーナーで焼き、石灰を撒いて対応している。現在は1日4回ある園内の巡回の際にカエンタケが生えていないかも合わせてチェックして回っているという。なお、発見場所には表示板を貼り、触れないよう注意喚起をしている。同園では「子どもたちにも分かるように、表示にはフリガナを付けて読めるようにしている。触れることがないように注意してほしい」と話す。

特徴は「不定形」

 さらに、今年7月には、城山地区の遊歩道でもカエンタケが見つかっている。

 現地を調査した相模原市立博物館の担当者は「カエンタケは不思議なキノコで一定の形がなく、不定形なのが特徴。作業用のグローブのような形をしているものもあれば、1本のこん棒が立っているようなものもある」と話す。毒性が強く、食べると死に至ることもあると言われており、「食べたら絶対にダメ」と話す。

 具体的な生息場所や条件など、はっきりとしたことは分かっていないが、ナラ枯れの木の近くで発見されていることから、「ナラ枯れと関係しているのでは」と同館の担当者は推測する。北公園でも「全てではないが、伐採したナラ枯れの切り株などから発見されることが多い」と話す。

 カエンタケについては市公園課でも注意を促しており、「公園で見つけた際には、触らずに管理者に連絡してほしい」と話している。

カエンタケが見つかった北公園の切り株。表示板で注意を促している
カエンタケが見つかった北公園の切り株。表示板で注意を促している

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

村芝居 5年ぶり上演へ

三ケ木青年会

村芝居 5年ぶり上演へ

大正時代からの伝統行事

4月25日

今年も群泳200匹

佐野川こいのぼり

今年も群泳200匹

4月28日から8日間

4月25日

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook