パンパシフィック水泳世界大会が8月に東京で開催されるのを前に、7月30日(月)からブラジルの競泳選手団がさがみはらグリーンプール(中央区横山)で事前キャンプを行うことが決まった。これは大会を目前に控え、調整練習を行うもので、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたテストキャンプの側面も持つ。 (取材は7月23日時点)
事前キャンプは、アスリートが大会開催地により近い環境で練習を行い、本番に向けたコンディションの調整やパフォーマンスの向上を目的に任意で行われる。
市とブラジルオリンピック委員会、日本オリンピック委員会は昨年6月に、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたブラジル選手団の事前キャンプにおける施設利用の覚書を締結。今回のキャンプはその締結によるもので、オリンピックの事前キャンプのテストを兼ねている。
今回来日する競泳のブラジル選手団は、7月30日から8月10日(金)までさがみはらグリーンプールで練習を行う。市は練習の一般公開や市民と選手団の交流事業を計画しており、ブラジル水泳連盟に交渉している。市は随時、ホームページで最新情報を公開していく予定だ。
世界のトップアスリートを身近に迎える絶好の機会とあって、同プールの利用者の関心も高い。5歳の娘を水泳教室に通わせているという蛭田翔子さん(中央区陽光台在住)は、「子どもの将来の刺激になる良い機会。練習が一般公開されると嬉しい」と話した。
メインプールに利用制限
ブラジル選手団の事前キャンプ期間中、市はさがみはらグリーンプールの一般利用を一部制限する。30日から7日(火)は50mプールの全面が終日利用不可となる。飛び込みプールは1日(水)から7日の午後5時20分まで利用不可。それ以降の時間帯は利用できる。なお、25mプールとトレーニング室はキャンプ期間中でも終日利用可能。市は一般利用者に、利用できる施設をホームページで確認の上、訪れるよう呼び掛けている。
事前キャンプの詳細やプール利用に関する問い合わせは市ホームページまたは、市スポーツ課【電話】042・851・3275へ。
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