9月27日から30日にかけて千葉カントリークラブ野田コース(千葉県)で行われる第51回日本女子オープンゴルフ選手権(公益財団法人日本ゴルフ協会主催)に、二本松在住の高校3年生、稲垣那奈子さん(18)=東京五日市カントリー倶楽部所属=が初出場する。
同選手権は、アマチュア・プロ問わず、すべての女子ゴルファーが参加できる国内のメジャー大会の一つ。稲垣さんは7月と8月に、ともに千葉県で開催された地区予選と最終予選を通過。同選手権3度目の挑戦で初めて本選への出場権を手にした。本選には9月23日現在でプロアマ合わせて120人が出場を予定。うちアマチュアは21人。
現在、八王子市にある共立女子第二高校に通う稲垣さん。今夏は在籍するゴルフ部でも全国大会に進出した。そのほかにも今年は、4月に中国で行われた元女子プロゴルファーのアニカ・ソレンスタムが主催するジュニア大会や、5月の県アマチュアゴルフ選手権女子15歳〜17歳の部で優勝するなど好調を維持。日本女子オープンでは「まずは予選通過が目標。ナショナルチームメンバーで今大会にも出場する6人の高校生に少しでも追いつけるように頑張りたい」と抱負を語る。
根気強く練習重ねる
稲垣さんがゴルフを始めたのは8歳の時。水泳やスキーにも励んでいたが、両親の勧めでゴルフの練習をするうちに自然とのめり込んでいったという。母親の宣子さんは、「中学2年の終わり頃から体が大きくなって、ゴルフの成績もめきめきと伸びた」と娘の成長を振り返る。市ゴルフ協会の長谷川一弘副会長も「将来を大いに期待している一人」と目を細める。
毎日5時半起床、6時に家を出て、朝は学校でアプローチ練習や体幹トレーニング。放課後は橋本で練習、夏場はほぼ毎日近県のゴルフ場を回る。「とにかくまじめで、根気強い」と宣子さんも舌を巻く練習の虫だ。ベストスコアは今年の夏に記録した65。平均240ヤードを飛ばすドライバーを得意としている。一方で、今後課題とするのは「苦手意識がある」というパターの腕を磨くこと。
将来的には「賞金女王になりたい」と稲垣さん。高校卒業後はプロ転向を見すえて、ゴルフの戦術や体の使い方などを学ぶため、大学へ進学する予定だという。
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