競泳女子自由形で中長距離を主戦場に、8月のパンパシフィック選手権やアジア大会などの世界大会でも躍動した西橋本在住の小堀倭加さん(18)=湘南工科大学附属高校3年、相模原ドルフィンクラブ所属。日本競泳界でさらなる飛躍が期待される選手の一人だ。小堀さんに自身の戦いぶりを振り返ってもらうとともに、今後の抱負を聞いた。
―まず、9月の福井国体(少年女子400自由形で1位、200背泳ぎで3位)を振り返って。
「400は大会記録を出せなかったので少し悔しいですが、“2種目表彰台”という目標は達成でき良かったと思います」
―以前から世界レベルの大会に早く挑みたいと仰っていました。パンパシに日本代表で初出場し一つステップを踏みましたが世界はどうでしたか。
「緊張して不安もありましたが、初日の800(9位)で自己ベストが出て緊張が解け、楽しめました」※400は6位、1500は8位入賞でともに日本高校記録を更新
―アジア大会は800と1500で3位(800は自己ベスト)でした。
「パンパシで記録した1500のタイムからそれほど落とさずに泳げたというのは良かったです」
―この一年、国内外で躍動しました。自身の成長をどう感じていますか。
「ずっと好調というわけではありませんが、パンパシとアジア大会でしっかりと記録を残せたことは良かったです。決勝に残り、世界の舞台で自己ベストが出せたことは今後の自信になりました」
―一方で、悔しかったことなどはありますか。
「世界には自分より速い選手が大勢います。アジア大会では16歳の中国の選手2人が私より速く泳いだ。まだまだです」
―今後の課題は。
「前半の入り方は去年とあまり変わりませんが、自己ベストは出ているので、以前に比べて後半のスピードが上がっているのだと思います。でもまだ全然足りていません。プル(掻き)が弱く、足の力に頼っている部分があるので、そろそろウエイトトレーニングを取り入れて体を作り、もっとスピードをつけたいです」
―今後の抱負は。
「まず12月に中国で世界短水路選手権があるので、10月の選考会で日本代表に入るのが目標です。そして、来年7月の世界水泳日本代表に入るために、まだ優勝していない日本選手権400・800・1500m自由形で勝って派遣記録を切り、東京五輪に繋げたいです」
―今後も主戦場は400・800・1500m自由形ですか。
「はい。でも長距離のスピードに繋げるためには200も泳げないと」
―目標に向け今後どう取り組んでいくのですか。
「大学に進む予定です。目標を常に頭に入れ自分に厳しく練習をしていかなければいけないと思っています」
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