アスリートによるトークショーやパラスポーツ体験、関連物品展示などにより障害に対する理解促進を図るイベント『さがみパラフェスタ』(共にささえあい生きる社会パラスポーツ普及啓発実行委員会主催、市共催)が10月20日(土)・21日(日)、相模総合補給廠一部返還地で開かれる。同日、同会場で行われる「潤水都市さがみはらフェスタ」との共催。小出庄作実行委員長は「イベントを通じて、市民の方に障害者スポーツを知っていただきたい」と話している。
2016年の津久井やまゆり園殺傷事件を受け市では、それまで取り組んできた共生社会の実現に向けた啓発活動を加速し、障害の有無にかかわらずあらゆる人の尊厳が守られ、安全で安心して暮らせる社会を目指して、昨年8月にキャッチフレーズ「共にささえあい生きる社会」を策定。イメージデザインを制作し、市内を走る路線バスにラッピングしたりグッズを配布したりして、市民への理解を促してきた。
東京2020パラリンピックへの機運も高まる中、今年度はパラスポーツを啓発の切り口として取り組みを進めていこうと、4月に障害福祉や市関連団体9者で実行委を結成。9月に相模大野でパラアスリートによるトークショーや競技体験のイベントを主催するなどして、活動を広げてきた。
ステージに北澤氏ら
今回は、市のシンボルイベントと位置付けられる「潤水都市さがみはらフェスタ」との共催事業として、多くの来場者を見込める同フェスタの会場内で開催することで、より効果的なPRを図る。
パラフェスタは両日とも午前10時から午後5時まで。会場では車いすテニスやブラインドサッカー、ボッチャ、車いすバスケットボールといったパラスポーツ(種目は日時により変更あり)やフライングディスク、競技用義足の体験、障害福祉事業所の出展・販売などが行われる。20日の午後2時5分からは、さがみはらフェスタのステージで「日本障がい者サッカー連盟」会長の北澤豪氏、車いすテニス選手の眞田卓氏、市内在住で「日本車いすテニス協会」ナショナルチーム監督の中澤吉裕氏によるトークショーが開かれる。
小出実行委員長は「リハビリとしてではなく、競技として志を持って取り組む障害者スポーツというものを、市民の皆さんに知っていただくことが一番の願い」と来場を呼びかける。入場無料(販売などは有料)。パラフェスタの問合せは市障害政策課【電話】042・707・7055へ。
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