神奈川県交通安全対策協議会が９月１日付で、厚木市など25地区を「高齢者交通事故多発地域」に指定した。厚木市は２００５年から連続して該当している。
この制度は、高齢者人口１万人当たりの事故発生数や割合などが多い地域を選定し、防止対策を促す目的がある。
厚木警察署によると、今年１月から８月末までに市内で発生した交通事故は８６６件。うち１８５件が65歳以上の高齢者が関係していた。原因の多くは運転時の追突や右左折時、出合い頭での事故。また横断歩道以外の場所を渡ったために事故に遭ったケースも目立った。死亡事故に関しては９月９日現在、発生していない。
今回の指定を受けて同署は「まずは交通ルールを守って欲しい。通り慣れた道でも油断せずに注意を」と呼びかけた。交通安全運動や指導を行う市くらし安全課は「時間に余裕を持って、あせらずに行動することが大切」と話した。
今後、地区ごとの啓発物配布や交通事故を防ぐ術を歌詞にした童謡に合わせて体操をする「トラビック」の紹介など、啓発活動を継続して行う。９月21日（金）から30日（日）までの「秋の全国交通安全運動」では、神奈川中央交通と連携して高齢者対象の交通安全教室を初開催。バスの死角や車輪の内外輪差などを参加者に体験してもらう予定。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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