厚木の自由民権運動紹介 荻野公民館 66人が参加
1880年(明治13年)から1885年(同18年)にかけて盛んに行われた、近代日本最初の民主主義運動「自由民権運動」。
この運動に関する荻野地区の歴史を多くの人に知ってもらおうと「厚木の自由民権運動と史料保存」と題した講演会が9月28日、荻野公民館(毛利和夫館長)で行われた。
この日の講師は、民俗資料などを利用した体験学習会などを実施している「雨岳文庫」(伊勢原市)理事長の野崎昭雄さん。荻野出身の人物が自由民権運動に関わってきた軌跡や、83年7月に板垣退助自由党幹部一行が2日間にわたり厚木町・三田村に遊説したことなどを紹介。地域住民や歴史愛好家など66人が集まり、熱心にメモを取りながら野崎さんの話に聞き入っていた。
鳶尾在住の飯田節子さん(68)は「詳しく解説していただけたので、今までぼんやりとしていたことが分かりました。面白い講演でした」と振り返った。
毛利館長は「明治の初めの資料を集めるのが大変でした。厚木の中でもとりわけ、荻野が中心で運動が行われ、運動によって今日の我々の時代があるのでは」と話した。
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