神奈川県では2014年度から「夏休み『みんなで朝ラジ!!』プロジェクト」と銘打って、朝のラジオ体操を通じた運動の習慣化と地域交流の実践を目指している。今週末の7月18日〜20日は「県内一斉ラジオ体操デー」としてラジオ体操の実施を呼びかける。
そんな中、旭町スポーツ広場の遊歩道では、地域住民による毎日のラジオ体操が名物となっている。
朝6時30分。散歩していた人たちが一人、またひとりと列を作っていく。その数、およそ30人。そしてラジオから流れてきたのは、おなじみのメロディーだ。
「あーたーらしい朝が来た」とまずはテーマ曲の合唱。続いて第1、首の運動、第2と、遊歩道沿いに置かれた3台の小型ラジオの音声に合わせ、体を動かす。10分間の番組が終了すると、全員で「ありがとうございました」と声を合わせ、また散歩に戻っていく。
この中心人物が、旭町在住の坂爪義弘さん(81)。坂爪さんがラジオ体操にのめりこんだきっかけは、郵便局員時代に参加した指導員講習会。時は経ち、世界一周船の旅で毎朝の体操指導員を務めたことも。
7年前に1人で始めたラジオ体操だったが、今では50人ほどの大所帯になることも。「みんな立ち位置が決まっていて、いないと『今日いないね?』とすぐ分かるんです」と、一人暮らしが増えつつある地域の交流にも一役買っている。
「一番安上がりな健康法」とラジオ体操の魅力を語る坂爪さん。テーマ曲の合唱は、今日も続く。
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