優勝の賞状とトロフィーを手にする堀内さん
千葉県で行われた玄気道第29回オープンチャリティー大会で６月５日、新実戦空手道無名塾（佐々木昭一郎代表）に所属する堀内統以さん（高校２年・下依知在住）が警棒小太刀（中学・一般の部）で初優勝、空手組手（高校の部）で準優勝を果たした。
同大会は、空手の型・組手、ヌンチャク、警棒小太刀組手などの複数種目で流派問わず種目別に競うもの。今年は全国から集まった約４５０人が参加した。
堀内さんは、警棒小太刀の正式な大会は初出場。山場は準決勝、年上の武道指導員の選手との一戦。序盤、相手の長いリーチに苦戦したが、ポイントを先取できたことで接戦を勝利。出場した中学生以上２１４人の頂点に立った。
実は、警棒小太刀より先に行われた組手で悔しい思いをしていたという。決勝で敗れたのは、日本一の経験も持つライバルで、過去３回の対戦時も勝てていない。対策を練って臨んだが、一瞬の隙をついてポイントを取られ、１―２で惜敗した。堀内さんは「小太刀で優勝できると思っていなかったので嬉しかった。でも、組手の悔しさの方が大きい」と話した。次なる目標は、８月の全日本硬式空手道選手権大会で「ライバル」を破っての優勝だ。
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