市立上荻野小学校で2月22日、津久井在来大豆を使用した味噌作りが行われた。
同小では、数年前から総合的な学習の時間の一環で「大豆プロジェクト」と題し、全校児童で津久井在来大豆の栽培に取り組み、収穫した大豆を学年ごとにさまざまな形に加工している。今回、味噌作りに挑戦したのは、4年生90人で、2年生はきなこ、3年生は豆腐、5年生は、昨年自分たちで仕込み、出来上がった味噌を使って味噌汁を作った。
当日は、JAあつぎの荻野支所の女性部の有志4人の協力のもと、クラスごとに一樽分の味噌を仕込んだ。
作業は、12時間程水に浸し、ゆでた大豆をビニール袋に入れ、足で踏んでペースト状にするところからスタート。まんべんなく大豆を粉砕し、塩と麹を混ぜ合わせた後、団子状にする工程では、女性部のアドバイスを聞きながら真剣な面持ちで団子を作る児童の姿が見られた。
その後、団子の中の空気を抜くため、用意された樽の中に団子を叩きつけるように投げ入れる指示があると、児童たちは楽しそうに団子を樽の中に投入。女性部の手によって蓋が閉められ、仕込みは完了した。
今回4年生の児童が仕込んだ味噌は、半年ほど寝かせた後、10月頃に開封し、今回同様、自分たちで味噌汁にして味わう予定だ。
同小の大谷京司校長は「食育や地域内での世代間交流、日本に古来から伝わる食品である大豆が様々な形に加工される様子を学ぶ良い機会」と、この授業の意義を語った。
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