厚木市は、放課後児童クラブの待機児童解消のため、昨年4月1日時点で2番目に待機数が多かった厚木第二小学校の敷地内に、2階建てのプレハブを整備した=写真。これにより、受け入れ定員が53人から80人の27人増となり、3月26日現在、空き2人となっている。
建物は鉄筋コンクリート造で、同校敷地内の南西側に位置する。建築面積316・04平方メートル。昨年10月から建設が始まり、3月20日に引き渡し、25日からこれまで使用していた教室を移動し、使用している。建設には、学校林の伐採費や地盤改良費、工事費などすべて含め、1億4千400万円が費やされた。
プレハブには4部屋あるほか、休憩室やみんなのトイレ、倉庫などを配置。現状、使用するのは2部屋というが、残りの2部屋は、本厚木駅周辺で建設が進んでいる4つのマンションすべてが第二小の学区のため、「児童の増加が見込まれる」との理由で、余裕を持たせているという。
清水小と妻田小民間を増設
また、昨年4月1日時点で待機児童が最も多かった清水小と3番目の妻田小では、余裕教室がなく、校庭も狭くプレハブが建てられないため、2019年度から市が補助し、民間企業が経営する放課後児童クラブを設置する。設置エリアはそれぞれの小学校の学区内を想定しているが、送迎を行い、他エリアの児童も受け入れていく。利用開始は20年4月からを予定している。
課題は指導員不足
40人の児童につき、2人が義務付けられている放課後児童支援員。2人のうち1人は県放課後児童支援員の認定資格研修を受けることが必須とされている。現在、市内で従事している支援員は160人ほどで、50代、60代が多いという。担当の市こども育成課では、「勤務時間が14時頃から19時頃とイレギュラーなため、希望者が少ないのが現状」と話している。
問合せは同課放課後こども係【電話】046・225・2582へ。
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