▽今年4月から、伊勢原市の産能大学で週1回、非常勤講師として教壇に立つことになった。新入学生43人に「いわばパソコンを使う基礎の基礎」、情報リテラシーを教える。はじめての授業では、質問も頻繁にあがるなど前のめりな学生も見受けられ、「和気藹々とできました」とホッとした模様。普段は市内中町のIT企業、(株)アイ・ピー・エルの営業部門のリーダーとして、他社員を牽引。11歳と5歳の娘の子育て中でもあり、 “三足の草鞋を履いて”活躍している。
▽入社後、同社に蓄積された技術とノウハウを活かした、自社開発のシステム構築にチャレンジする事に。IT知識こそあれど、初めて商品企画から広報営業にも携わった。開発した動画配信システムは、当初はどう売っていいかもわからず「みんなの作った売上を食いつぶすお荷物だった」と振り返り苦笑い。現在顧客は、官公庁や大学、大手企業など国内外多岐にわたる。
▽「仕事と子育て、どちらにも偏らない」がモットー。初めての子育て時は「俗に言うワンオペ」でままならず「もう無理!となった時に、周囲が助けてくれた」と振り返る。同社では残業が少なく有休も取りやすく、ワークライフバランスを重視している。自身も子どもが発熱時には休みを取り、在宅で仕事をする。社員同士がフォローしあう「アットホームで、仲間も上司も本当にいい人たち」とにっこり。感謝の気持ちも忘れない。情報処理推進機構による外部評価で同社は、ITを利活用するビジネスにおける業務や個人スキルの高評価を得ている。
▽社内で産能大のインターンシップ生の対応を続けるうちに、副学長に認められ「講師に」と声が掛かった。上司に「キャリアになるし、無理のない位にやってみたら」と推され講師を引き受けた。「女性みんながより働きやすい環境を、社会に整えられたら。限られた時間の中で結果を出さなくてはならないけれど」と襟を正した。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
広げよう支援の輪5月3日 |
|