年々手口が複雑化する特殊詐欺。厚木警察署によると、2019年の同署管内では31件が発生し、被害額は約6120万円だった。2018年の管内発生件数は26件、被害額は4720万円で、件数・被害額ともに増加した。
特殊詐欺については、電話で家族などを装う手口のほか、様々な人物を登場させるケースも増えている。大型家電量販店や警察職員を名乗り、「あなたのキャッシュカードが使われている」などと電話をかけ、金融機関職員などを装って自宅を訪問し、キャッシュカードを取りに来る手口もあるという。同署では「非常に手が込んでいて、次から次に新しい手口が出てくる」と警鐘を鳴らす。突然のトラブルであわててしまいがちだが、「困った時や怪しい時は、一人で悩まず親戚や友人に相談するか、警察に連絡を」と同署。
これらの特殊詐欺に対し、自治体でも対策を講じている。
愛川町では、特殊詐欺防止に効果的な録音機能付電話機の購入費一部助成事業を行っている。町内の65歳以上の高齢者などがいる世帯を対象に、購入額の4分の3(上限1万円)を助成する。
また、厚木市では、自治会を中心に「地域安心・安全研修会」を行うなど、特殊詐欺防止の啓発に取り組んでいる。
特殊詐欺の相談については厚木警察署【電話】046・223・0110へ。録音機能付電話の購入助成については町住民課【電話】046・285・2111へ。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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