『桜のチャリティー茶会』が4月4日・11日に厚木市の七沢観音寺で開催され、企画に賛同した厚木市指定無形民俗文化財の相模里神楽垣澤社中も登場。来場者を楽しませた。
「神楽は、人々の祈りを八百万の神々へ伝え、人々に喜びと幸を届けるという使命を持った芸能」(関係者)。垣澤社中は、1912年から100年以上にわたり厚木市で続く世襲制の神楽社中。三代目家元を筆頭に、業界では珍しい女性神楽師が在籍し、芸を研鑽している。同市内神社などでの奉納舞のほか、古事記を仮面黙劇で演じる里神楽やめでたい獅子舞、最近では新作神楽を続々と発表している。
また、コロナ禍で各所の祭礼や公演が中止になる中、新たなチャレンジとして動画作品の配信などにも取り組んでいる。
茶会では、「花見詣」と「寿獅子と大黒天」という二つの演目を披露。来場者らは、しだれ桜や八重桜の下でお茶とともに舞を楽しんだ。同社中の神楽師・垣澤瑞貴さんは「厚木市だけでなく県央地区で賑わいをみせられるようがんばっていきたい」と話す。
この茶会は、市内の滴月庵茶道教室と七沢観音寺が共催。収益と募金から必要経費を引いた全額を、鳥や動物たちの保護活動を行っている同寺と保護猫活動を行っているたんぽぽの里に半分ずつ寄付しようと企画した。
主催者は「おかげさまでお客様には大好評をいただき、ご協力いただいた方々に感謝します」と話している。
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