クラーク記念国際高等学校厚木キャンパス(厚木市旭町)で10月29日、衆院選の模擬投票の授業が行われた=写真。
2016年から、選挙権がそれまでの「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられたことを受け、同校では選挙への理解を深められるようにと、早稲田大学マニュフェスト研究所と共に「クラーク・マニ研モデル」を合同で開発。これを基に「18歳選挙権の意義を考える」と題し授業が進められた。
当日は法学ゼミの1〜3年の23人が受講。授業は生徒目線で進められた。「なぜ若者は選挙に行かないのか」などのテーマから始まり、話は若者の投票率へ。過去のデータから20代の投票率が、60代に対して圧倒的に低いことを取り上げ、シルバーデモクラシーについて解説。「投票に行く60歳以上に受け入れられるマニュフェストを掲げた方が当選しやすくなる。すると若者への政策がないがしろにされるケースも考えられる」という話を、生徒は納得した様子で聞いていた。
授業の後半は選挙公報やネットで候補者を調べ、投票を体験した。3年の荻窪汐恩さんは「街頭演説を見てもそれほど興味を持たなかったが、候補者の政策等をしっかりと見ることで様々な気づきがあった。これまで以上に政治や選挙にも興味を持つことができる」と話した。講師を務めた大平嘉彰キャンパス長は「どのように候補者を選んでいくのか『自分の中のモノサシ』を持つきっかけになれば。選挙権を持つ生徒もおり、自分のこととして学習に取り組んでくれたことは嬉しい」と振り返った。
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