厚木市上依知の森田そろばん塾に通う森田葵(まもる)さん(上依知小5年)が、昨年10月に行われた日本珠算連盟主催による暗算検定試験の一級で、全種目満点合格を達成した。
全種目とは、みとり暗算(たし算とひき算)、かけ暗算、わり暗算の3種目のことで、同試験は1年に3回行われるが、全種目満点合格は毎回全国で10人前後しか達成しないという。
試験は、みとり暗算20問、かけ暗算30問、わり暗算30問の全80問を12分で解く。
森田そろばん塾の塾長によると、全種目満点を獲得するためには、制限時間内に解答を見直すことが必須で、数字も解答用紙に丁寧に書かなければならないという。当然、答えが合っていても、採点者が読めなければ不正解となる。そして、この採点が非常に厳しいという。
家族によると、森田さんは幼い頃から物覚えが良く、本人も「暗記は得意」と笑顔を見せ、「手ごたえはあった」と振り返る。「次はわり暗算10段をめざして頑張ります」
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