神奈川工科大学(小宮一三学長/厚木市下荻野)で3月25日、『1st KAIT Racer GP』が開催された。
これは「AI(深層学習)が走らせるラジコンカーレース」と題して、同大学で初めて行われた催し。ラジコン車両にAIを載せ、自動運転により決められた制限時間内(3分)での周回数を競うもの。同大自動車システム開発工学科の脇田敏裕教授によると、自動車メーカーで開発が進む自動運転と、ラジコン車両に載せる自動運転の技術は近く、学生が自ら製作した車両・人口知能・運動制御を競うことで、情報科学と工学との融合を学び人材を育てる場として、2年前に企画したが、コロナのため今回が初めての開催となった。
当日は自動車システム開発工学科、情報工学科、情報ネットワークコミュニケーション学科から7チーム・24人が参加。自動車システム開発工学科が有利というわけではなく、AIを学ぶ情報工学科なども力を発揮できるという。
レースが始まると、同大図書館に設置された約20mの特設コースを、各チームが入念に作り上げた車両で周回数を競い合った。優勝は時間内に27周を記録したTeam M―Mc(自動車システム開発工学科)=写真下。代表の石野智基さん(3年)は「優勝できてよかった。ハンドリング性能を高めて、研究室で学んだAI制御もできた」と感想を話した。
脇田教授は「良いレースとなった。バーチャルだけでなく、実際の場所を提供していきたい。今後は単位の授業としても考えてます」と話した。
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