新型コロナの影響で今年開催となった、愛川町内で防災・減災に関する知識と技を伝える活動をする「あいかわ町災害ボランティアネットワーク(ASVN)」(山内潔代表)の創立10周年記念式典が4月22日、町文化会館で行われた。式典には、小野澤豊町長や佐藤圭介県議会議員、町民ほか約100人が出席しこれまでの活動の功績を祝った。
同ネットワークは、減災への備えの強化をはじめ、発災時に助け合える体制作りを目指すボランティア団体。2009年に故・石田安秀前代表が3人の仲間とともに立ち上げた。その後、町と「地域密着型災害ボランティア養成講座」実施の協定を提携するなど活動の幅を広げてきた。
これまでに町内の小・中学生や地域住民向けに防災・減災教室の開催や避難所の開設、ダンボールトイレ、災害食飯、三角テントほかの訓練を開催している。2011年の東日本大震災発生時には物資の受付や収集、発送など支援を行った。
式典では、同ネットワークの活動を振り返る映像の披露や拓殖大学特任教授・防災教育研究センター長の濱口和久さんによる記念講演が開かれた。
小野澤町長は「発足以来皆さんが取り組んできた様々な防災活動に感謝します。町としてもこれから町民の命と暮らしを守るために、皆さんとともに安全安心で災害に強いまちづくりを進めていきます」と話した。山内代表は「関東大震災発生から100年が経過し、大きな地震がいつ起こってもおかしくない今、自分の命は自分で守ることが大切です。今後も町民に役立つ防災・減災の活動に取り組んでいきます」と抱負を述べた。
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