相模人形芝居の長谷座による初めての自主公演が1月8日(土)、厚木文化会館で行われた。
当日は「三番叟(そう)」「壷坂観音霊験記」「藪鶯恋の枝道」を上演。中でも歌舞伎の演目を人形芝居に移した「藪鶯恋の枝道」は相模人形芝居の5座では長谷座のみに継承され、全国的にもあまり演じられていない貴重なもの。太夫の語りと三味線に合わせて動く人形の”熱演”に、会場全体が引き込まれていた。
幕間には人形の動かし方の実演も3人の操者によって行われた。手の拳を使って女性のしなやかな身のこなしが再現されると、客席からは感嘆の声があがった。
市内愛名から来た夫婦は「話に感動した。市の文化として、ぜひ継承・保存していってほしい」と話した。
発祥は江戸時代
もともと江戸時代、現在の兵庫県の淡路で生まれた人形芝居が相模の地に伝わったのが発祥と言われている。地元長谷の神社にはそれを証明する翁の面が納められている。
鉄砲差しと呼ばれる頭(カシラ)と独特の操法が特徴。主遣い・左遣い・足遣いと、3人で1体の人形を扱う。現在長谷座が持つ頭は56個。座員数は16人。国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。
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