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厚木市で震度5弱 東北関東大震災 街路灯倒壊など被害

公開:2011年3月18日

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体育館に身をよせる帰宅困難者
体育館に身をよせる帰宅困難者

 東北地方を中心に大規模な被害を及ぼした東北関東大震災−。厚木市は3月11日午後2時46分の地震で震度5弱を記録し、市内の一部で街路灯やブロック塀の倒壊、外壁が落下するなど被害があった。

 厚木市は3時10分、市役所本庁舎と第2庁舎で、庁舎内の全員が厚木中央公園に避難。市によると同時刻に災害対策本部を設置した。第2庁舎では、エレベーターが停止したほか、ロッカーが倒れたり、ガラスにひびが入るなどしたが、人的な被害はなかった。

 市立病院では、外来者1人が転倒してけが。施設や入院患者などに被害はなかった。厚木バスセンター上の厚木サンパークでは、街路灯4本が倒壊。市内長沼ではブロック塀が倒壊した。総合福祉センターでは6階プールでバルブが破損。5階の社会福祉協議会事務室に漏水したが大きな被害はなかった。郷土資料館では、はにわ一体が破損した。

 また、市内の小中学校では、愛甲小学校の渡り廊下の外壁が落下したほか、東名中学校では床部分にひび、南毛利小学校の単独給食調理場で水道管破裂などの被害があった。児童・生徒は集団下校などを実施し、人的被害はなかった。

帰宅困難者に
公共施設を開放


 地震発生後、鉄道各社が運転を見合わせる中、夕方から夜にかけて本厚木駅周辺は、帰宅が困難になった駅利用者であふれた。横浜市の男性アルバイト(58)は、「交番などで確認しても状況がまったくつかめない」と不満を露にし、「どうやって帰ったら良いのか手段が分からない」と話した。

 タクシー乗り場には長蛇の列ができ、一様に不安な表情を浮かべていた。買い物で本厚木に来ていた30歳代の男性は、同じ方面へ向かう利用者に声をかけ、2時間半待って相乗りでタクシーに乗った。

 厚木市では帰宅困難者の宿泊先として、市内の一部小中学校体育館やヤングコミュニティセンターなどの公共施設7カ所を開放。約350人が身をよせ一晩を過ごした。

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