菊の花を供える遺族たち
厚木市戦没者追悼式が市主催のもと、8月24日に厚木市文化会館で行われた。
この日は、厚木市遺族会の山本好敬会長をはじめ、市内在住の戦没者遺族、関係各界の代表者ら３９５人が参列し、太平洋戦争で犠牲になった戦没者１５００人の冥福を祈った。参列者は神妙な面持ちで追悼のことばに耳を傾け、涙をぬぐう人も見られた。また、黙とうの後、遺族らが祭壇へ菊の花を供えていった。
山本会長は「67年の歳月が流れたが、遺族にとっては肉親を失った悲しみは忘れられない。平和と豊かさを享受しているのは、尊い命の犠牲の上に築かれたもの」と追悼のことばを述べた。
参列した依知在住の吉田照子さん（78）は「ここでしか会えない人もいて毎年来ている。戦争の悲惨さを忘れてはいけない。亡くなった人の霊を弔いたいと思う」と話した。
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