3月19日付で厚木警察署の第92代署長に清水伸一警視正(56歳)が就任した。新署長に話を伺った。
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▽厚木市をはじめ、愛川町、清川村と広大なエリアを管轄する厚木警察署。400人近くの署員をけん引する。事件や事故の発生件数は県下で常に上位に位置し、警察としての活動内容は多岐にわたる。厚木署勤務は初めて。管内の第一印象については「栄えて活気あふれる地域と自然でゆったりした地域がうまく融和している土地だと思います」と話す。行政機関や地域団体などとのあいさつ回りで感じたことは、非常に温かい人柄の方が多いことだったという。
▽山梨県甲府市生まれ。幼少のころは、おとなしい性格だった。自身が高校生の時に恐喝の被害に遭ったことで、「犯罪のない世の中にしなければいけない」と、大学は法学部へ進学。警察官をめざすきっかけとなった。「犯罪は被害に遭った方や家族が嫌な思いをする。交通事故もそう。一件でも少ない方が良い」と、真剣な表情で語る。
▽1979年に奉職。地域部門や機動隊、鑑識、科学捜査研究所、茅ヶ崎署長などをはじめ、警察庁や県庁への派遣、出向など、多方面の職務を歴任。前任は東京都小平市の関東管区警察学校へ出向し、指導部長だった。着任後の訓示では署員に「地域の皆さんからの期待に全力で応える使命がある。管内から良好な安全・安心の輪を県下全域に広げていくような、力強い警察活動を展開していきたい」と決意を述べた。
▽妻と子ども3人の5人家族。横浜の自宅を離れ、市内官舎で暮らす。趣味は身体を動かすこと。ストレス発散も兼ね、ランニングやウエイトトレーニングで汗を流す。これからの目標を伺うと「最後のご奉公として、若手警察官の育成をしっかりやりたい」ときっぱり。常に明るく柔らかい物腰が印象的だった。
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