神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

工芸大 風工学拠点が文科省認定 共同利用・研究を支援

社会

公開:2013年5月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
実験で使用する模型の前に立つ大場センター長
実験で使用する模型の前に立つ大場センター長

 東京工芸大学風工学研究センター(大場正昭センター長・6人)がこのほど、文部科学省から風工学の共同利用・共同研究拠点に認定された。期間は2019年3月31日まで。

 この認定制度は国内の学術研究の発展を目的に、国公私立大学の垣根を越えて研究に取り組める体制を整えるために2008年に創設された。申請された施設を書面で審議し、ヒアリングを実施して決める。これまでに京都大学再生医科学研究所や東京大学素粒子物理国際研究センター、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館などが選ばれている。

 同研究センターは2002年に設立。建築学の観点から風力データを作成して国際社会へ提供するほか、人材育成を行っている。建築物にかかる風力・圧力を測定できる国内の大学では最大級の「大型境界層風洞」などの実験施設や、APEC強風防災センターなどを持つ。2003年には文部科学省の21世紀COEプログラム「都市・建築物へのウインド・イフェクト」、2008年にはグローバルCOEプログラム「風工学・教育研究のニューフロンティア」に採択され、台風や竜巻による災害の軽減、自然通風を利用した省エネルギー化などを研究。東京スカイツリー建設時にコンサルタントとして協力したほか、東南アジアで多く発生している大規模風害を防ぐため、構造物設計基準設定のアドバイスをしている。

 認定を受けたことで「研究の幅が広がる」と大場センター長。「他大学や企業と共同で研究することで、新たな切り口が見つけられ、深められると思う。風工学の核となるよう、今後も信頼度の高いデータを国内外に発信していきたい」と話した。
 

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

ダンスショーや雑貨販売

七沢温泉食の市

ダンスショーや雑貨販売

19日ハワイアンイベント

5月6日

中央公園で緑のまつり

5月11・12日 

中央公園で緑のまつり

5月4日

精細な鉛筆画展

鳶尾

精細な鉛筆画展

もりや亭

5月3日

みんなの本棚誕生

みんなの本棚誕生

厚木市船子のマンション

5月3日

広げよう支援の輪

中学生の議員を募集

中学生の議員を募集

子ども議会に向けて

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook