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厚木法人会 新会長 ZOOM UP 「一期一会」で税の啓発

社会

公開:2013年7月12日

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「地域に恩返しを」と小嶋会長
「地域に恩返しを」と小嶋会長

 先月6月、公益社団法人厚木法人会の新会長に、小嶋完治さん(株式会社小島商店・70歳)が就任した。活動にかける思いを聞いた。

 ※   ※    ※

 ▽法人会は租税教育や税の啓発などを行う組織。厚木市、愛川町、清川村から2773社が所属している。改正税法説明会や経営に関するセミナーを実施するほか、植林などの奉仕活動を行う。40年以上、同会で尽力してきた経験が買われ、牽引役に推薦された。「税金は生活で身近なものなのに、あまり知らない人も多い。知っていれば無駄をなくし節税にもつながる。まずは興味を持ってもらわなければ」と意気込む。

 ▽市内金田で5人兄弟の長男として生まれた。高校卒業後は家業の農業を手伝うことに。「働いてみると、売り手が値付けできないことに矛盾を感じた。両親に経済的な苦労をかけたくなかった」と、1962年に一念発起して起業。トラック1台で、砂利や砂などの運搬や販売を始めた。「資金も経験もノウハウもない、ゼロからのスタート。毎日がむしゃらに働いた」と当時を振り返る。心掛けていたのは『一期一会』。顧客を第一に考え、休みを返上して働いたことも多々あった。その地道な努力を積み重ねて信頼を築き、50周年を迎えた今、ミキサー車とトラックの保有数は20台超。生コンの製造や建設機械の販売を行うまでになった。

 ▽今でも農業は趣味として続けている。約150坪の土地で、四季折々の野菜を育てる。「今はゴーヤにナス、スイカかな」と声を弾ませる。収穫物の多くは近所や従業員に”おすそ分け”。楽しみにしている人も多いのだとか。

 ▽「地域に育ててもらったから自分にできることは何でもしたい」という想いから、PTA会長をはじめ様々な役職を歴任。現在はライオンズクラブ会員、公民館長など多くの顔を持つ。「今年12月で71歳になる。私の人生で最後の奉仕活動という想いで、全力を尽くしたい」と白い歯をみせた。
 

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