部員の思いとともに全国に挑む
県立厚木北高校弓道部の鈴木綾さん（３年）がこのほど、全国高等学校総合体育大会（インターハイ）県予選女子個人で初優勝し、全国への切符を手にした。
同予選は36校４４１人が出場し、インターハイへの２枠が競われた。この個人戦は、予選の合計８射のうち７射を的中させた12人が、「射詰（いづめ）」と言われる順位が決まるまで１本ずつ打ち続ける順位決定戦方式。鈴木さんは、３人が残った５順目で１人だけ的を射止めることに成功し、見事優勝を果たした。「何も考えず、リラックスして臨むことができた。優勝できると思っていなかったので、うれしさと驚きがあった」と振り返る。
鈴木さんは、昨年の秋ごろから調子が上向きで、また夏の最後の大会が近づくにつれ、部全体の雰囲気が良く、練習に集中できたことが今回の優勝に繋がったという。「自分は人まかせ。この結果は、良き仲間でありライバルの部員と切磋琢磨できたから」と話す。
普段は天真爛漫でおっとりした性格だという鈴木さん。同部の指導を務める村石孝子コーチは、「競技に入ったとき、周りに左右されずたんたんと良い集中力が発揮できていた」と評価した。
インターハイの目標について鈴木さんは、「あまり自信はないけれど、優勝をめざしたい」と答えた。
同大会は、８月７日から10日まで東京都の東京武道館で開催される。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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