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厚木税務署新署長の鈴木忠良さん ZOOM UP 「何事も一歩ずつ」

経済

公開:2014年8月8日

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「税務署のネガティブなイメージを変えたい」とも話す
「税務署のネガティブなイメージを変えたい」とも話す

 厚木税務署の新署長に鈴木忠良さん(59)が7月15日付で着任した。新署長の横顔にせまる。

   ※  ※  ※

 ▽前任地は筑後川が流れる福岡県西部の大川税務署。初めて署長を経験したかの地の思い出は、新鮮な魚介類の味と人柄の良さ。「引っ越したいと思ったほど。ふるさと納税します」とやや後ろ髪を引かれる思いで厚木の地を踏んだ。

 ▽厚木は20代の頃にも3年間在籍。「5市1町1村」を管轄していた時代、個人事業者への調査をバイクで走り回った。「工業団地の開業者が多く、活気を肌で感じた」と振り返る。現在はあいさつ回りの最中。「積極的に出向き、人間関係を構築するのが大事。3市町村との緊密な連携を図りたい」と意欲を見せる。一方で署員に対しても「コミュニケーションを大事にする。95人の署員でスクラムを組んで、楽しいことも苦労も分かち合いたい」。耐震工事で署内の壁は増えたが、署員同士の壁はとり払う心構えだ。

 ▽静岡県土肥(とい)町(現伊豆市)の出身。5人兄弟の3番目。「着るものは自分までがお下がり。下の子は新しいものを買ってもらえて『自分は拾われてきたのかな』と思ったこともありました」と笑う。「耐えることを学んだ」という幼少時代を経て「安定した職に就いてくれ」と親に言われ、公務員の道へ。一番心に残っているのは、東京国税局で調査を担当した11年間。「上下関係が厳しく、ほぼ24時間仕事漬け。その分身に付くものも多かった」と振り返る。仕事で壁に当たる中で悟ったのは「一歩前進」のココロ。「何事も一歩ずつ前に進むしかない」

 ▽昨年4月、妻が他界。福岡行きが決まったのはその後だった。「もう妻は何も言ってくれない。自分で気を付けないと」と、健康管理を徹底。健全な生活で自らを律した。いまの楽しみは週末の孫とのふれあい。自宅近くの遊行寺での箱根駅伝観戦は、10年来欠かさない年始の恒例行事だ。藤沢市在住。

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