厚木のサッカーは「なでしこ」だけじゃない!市内で活動する中学生チーム「FC厚木ジュニアユースDREAMS」と「FC厚木ジュニアユースMELLIZO」の2チームが、6月20日(土)に開幕する「第21回関東クラブユースサッカー選手権(U―15)大会」に出場する。それぞれのチームを紹介する。
関東大会には1都7県代表を含む64チームが出場。トーナメントの上位14チームに全国大会出場権が与えられる。
DREAMS(安藤貴純監督)
2年連続、13回目の関東大会出場。県予選ではクラブ史上初となる優勝を決め、神奈川王者として関東に挑む。めざすは2002年以来の全国大会出場。
昨年の関東大会は、初戦で強豪・鹿島アントラーズジュニアユースに1対5で敗北。Jリーグユースとの実力差を見せつけられた。
昨年の経験を糧に、リーグ戦、クラブユースと秋の高円宮杯予選の県大会3冠を目標に掲げた今季。今大会県予選は3回戦からのシード出場となった。
厳しい試合だったのが、関東出場権が与えられるベスト8がかかったライオンズSC(横須賀市)戦。
去年の関東大会にも出場した主将の熊澤和希君(3年)のゴールで先制するも、前半だけで3失点。「まさかの展開でしたが、子どもたちが上手く気持ちを切り替えてくれました」と安藤監督。熊澤主将を中心に連携や声掛けを徹底し、後半は怒涛の攻撃。熊澤君もハットトリックを達成し、4対3で逆転勝利。
難しい試合を勝ち切ったことが自信になったのか、そこからの3試合は無失点。決勝でもSCH.FC(横浜市)に3対0で快勝し、県予選優勝となった。
関東大会初戦の相手は埼玉UNITED FC FESTA。2回戦以降では再び、Jリーグのジュニアユースチームと対戦の可能性もある。
大会を控えた現在は、関東の強豪チームとの練習試合を組み、経験を積んでいる。「チームとしていい仕上がり。勢いに乗れば、全国大会もねらえる」と安藤監督。昨年からの成長を、ピッチの上で見せられるか。
MELLIZO(鈴木研人監督)
県予選ベスト4となり、同大会では初めての関東大会進出となる。
選手たちを引っ張っていった立役者が、ヘッドコーチを務める現役大学生の仁井勇太さん。昨年11月「やったことがないことをやろう」と今の3年生たちに向けて檄を飛ばした。関東大会に出るのが目標ではなく、あくまでも見据えるのは県内トップ。下部リーグに所属し強豪チームと戦う機会も無い中、高い目標を子どもたちに課すことで、そこに向かって一致団結する姿勢を植え付けた。
県予選は1回戦からのスタート。苦労したのはその初戦。「相性の悪いチーム」と鈴木監督が話すesporte藤沢相手に、攻め込まれつつも先制。2対1で逃げ切った。その後もPK戦までもつれ込む試合が2つあるなど、一筋縄ではいかない展開ばかり。「頂点へ」という選手たちの想いがそうさせたのか、歴代最高位となるベスト4で関東への道を拓いた。
関東大会初戦の相手はWINGS U―15(千葉県)。主将の原田幹大君(3年)は「不安はあるが、チームワークで勝ちたい」と意気込む。鈴木監督は「試合の中で成長しているチーム。いい経験を積んでほしい」と話した。
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