▽亡き父が愛してやまなかった厚木ロータリークラブ。「企業トップの集まりでもあり、人格者の集まりでもある。尊敬できる方ばかり。人生相談、経営の相談…、真剣に相談にのって頂き、助けられ、そして成長させて頂いています」。入会して本当によかったと。
▽11年前に突然、病に倒れた父。12年奉職していた厚木市役所を退職、家業でもある不動産管理会社を継いだ。「父は身をもって何かを教えてくれたんだと思う」と。２年前に他界するまで「決断の10年」だった。
▽今年度のテーマは「今この時間（とき）を大切にしよう」。10年間の父親の在宅介護の期間、一度も意思疎通をすることができなかった。それは誰にでも起こりうること。だからこそ、この日、この時間を大切に悔いなく過ごしたいとの思いを込めた。クラブは今年創立55周年。会員同士の関係は良好。その輪を広げる年にしたいと静かに語る。
▽「厚木に生まれ、男として生まれたからには地域貢献を」は家訓。「厚木産婦人科で生まれ、厚木小・中・高を卒業、大学は都内だったけど、厚木市役所に入庁、そして今は厚木興業。すごいでしょ？」と笑う。子どものころから野球一筋。座右の銘は「一期一会」。この”厚木のオトコ”の熱き厚木魂は偽りなく本物。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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