▽「やっと自分の人生の中で納得したという感じかな」。ずっしりと、重みのある言葉は、様々な業界のトップを務めた経験を持つからこそのものだろう。
▽「ロータリーは世界を相手に物事を考えられる」。そうした理由で、29歳の若さで入会。父親のような会員と友達になることで、人間的な幅が形成された。その若さから、多少背伸びをしていた部分もあるかもしれない。けれども「それが成長の原動力になったよね」と当時を振り返る。
▽「ロータリーは会員が主役。会長はあくまでもサポート」とその役割を語る。もっとも力を入れたい活動は職業奉仕。自分の職業を通した活動の難しさに、自身の役割を見いだせない会員が多いのが現状だという。「私自身も、その本質を極めていきたい」と、まっすぐ前を見つめる。
▽愛川町半原出身。１００年続く絹糸撚糸業を営む家に生まれた。本業の傍らビル・マンションの賃貸業を始めた父の跡を継ぎ代表取締役に。53歳の時、コンサルタントを目指し母校立教大学の大学院に入学。ＭＢＡを取得し、経営コンサルタントとしての顔も持つ。
現在はパイオニア・ハウジング（株）顧問を務める。「常にポジティブ。それが成功への近道」。笑顔で語る姿は、ダンディかつチャーミング。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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