「地域の人たちに喜んでもらいたい」と話す「七沢エコスクールグループ」のメンバー
学校法人内田学園 七沢希望の丘初等学校（島根照夫校長／児童数38人）で７月14日、公益財団法人キリン福祉財団より助成金の贈呈が行われた。これは、同財団が主催するキリン・子ども「力（ちから）」応援事業に、同校の４〜６年生の有志８人から成る「七沢エコスクールグループ」が応募し、選ばれたもの。
子どもの発想から生まれ、子どもが主体となって実施する活動を支援する同事業。七沢エコスクールグループは、「石窯とレシピづくりで、御礼パーティーをしよう♪」を企画。これは、自分たちで石窯を作ることから始め、ピザ作り、レシピブック作り、最終的には地域の人たちを招いてピザを振舞おうというもの。石窯は、近隣に住む陶芸家に講師を依頼。７月７日にはそばの実と大豆を植え、ピザ生地に使用するという。
今後の日程は、10月中旬から石窯作りを始め、来年２月頃にレシピブック作りを、３月上旬には御礼パーティーを開く予定。
同グループのリーダーを務める河邉伊織（かわべいおり）さん（６年）は「全校生徒に活動内容を知ってもらうための宣伝活動が大変だった」と苦労を吐露。一方で、「ピザを作ること、地域の人たちと食べることが楽しみ。自分たちの作ったピザを食べて、地域の人たちが喜んでくれたら」とメンバー全員笑顔を見せた。
日頃から食育に力を入れているという同校。助成金贈呈を受け、島根校長は「やりたいという活動が認められた。皆で力を合わせることが大事」と話した。
同事業は、全国から84点の応募があり、41点が選ばれている。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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