神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

県保全センター ヒノキ花粉 飛散量は多め 全国初の調査予測公開

スポーツ

公開:2016年2月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
「ヒノキの雄花には約20万個の花粉が入っている」と説明する齋藤さん
「ヒノキの雄花には約20万個の花粉が入っている」と説明する齋藤さん

 ヒノキ花粉の飛散量が例年より多くなることが、このほど県自然環境保全センター(七沢)の調べでわかった。ヒノキの雄花による飛散予測は全国初の試み。飛散は早ければ3月上旬から始まるとみられている。

 調査は昨年12月に県内40カ所400本のヒノキの着花状況を判定したもの。着花点数は100点満点中52・5点となり、昨年の34・7点を上回った。また、過去4年の平均値46・3点も上回っており、要因として同センターでは、昨年7月の日照時間が長かったこと、昨年の飛散量が少なかったことなどを挙げる。

 同センターは2012年から飛散予測を実施。ヒノキはスギに比べて雄花が小さいことから予測が難しく、国内でもヒノキ花粉の研究機関は少ない。

スギ花粉もやや多め

 スギ花粉の着花は18年間の平均値(42・9点)を上回り50・6点とやや多くなった。飛散のピークは3月上旬の見込みだが、気温が高くなると時期が早まる可能性もある。

 同センターの齋藤央嗣主任研究員は、スギ花粉症患者の7〜8割がヒノキ花粉症も発症すると指摘する。飛散が始まる前に医療機関を訪れたり、外出時にマスクを着けたりするなどの対策が必要だという。

 同センターでは花粉を飛散させないスギを04年、ヒノキを13年に発見。今春に約3000本の無花粉スギの苗木の出荷を目指すほか、無花粉種の植林などを進めている。

 花粉の飛散状況は同センターの公式サイト(http://www.agri-kanagawa.jp/sinrinken/index.asp)で確認できる。

双眼鏡を使ったスギの目視調査
双眼鏡を使ったスギの目視調査

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

ダンスショーや雑貨販売

七沢温泉食の市

ダンスショーや雑貨販売

19日ハワイアンイベント

5月6日

中央公園で緑のまつり

5月11・12日 

中央公園で緑のまつり

5月4日

精細な鉛筆画展

鳶尾

精細な鉛筆画展

もりや亭

5月3日

みんなの本棚誕生

みんなの本棚誕生

厚木市船子のマンション

5月3日

広げよう支援の輪

中学生の議員を募集

中学生の議員を募集

子ども議会に向けて

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook