県の企業誘致施策「インベスト神奈川2ndステップ・プラス」の認定企業がこのほど発表され、愛川町三増に本社を置くフレアーナガオ(株)(竹谷長光代表取締役社長)の事業計画が産業集積支援事業として認定された。
同制度は県内で工場新設などの投資を行う企業に対し、不動産の税制措置や助成金などを出すもの。
空調機や列車のエアコンに使われる熱交換器、冷凍式エアードライヤーの製造販売を行う同社。1949年に東京都港区で創業し、65年に内陸工業団地内へ工場機能を集約。91年には県央愛川ハイテク研究所団地内にも拠点を新設し、厚木愛川の地で50年以上にわたり、研究開発を続けてきた。パート含め約180人いる従業員の多くは、厚木市・相模原市・愛川町に住んでおり、地元雇用にも貢献している。
今回同社が認定されたのは、厚木市上依知に工場を新設する計画。内陸工業団地内にある厚木工場の老朽化に伴い、業務を継続しながら新たな工業用地を探していた。
そこに同団地周辺の上依知で他社工場が撤退する話を聞き、土地と建物を取得した。同社によると、新工場予定地は約2200坪。今後は建物の改修や内装補修を行い、2017年4月までに新工場の操業を開始する予定だという。県の発表による同社の投資額は8億4400万円。税制措置と産業集積支援融資が受けられる。
同社の今枝二朗総務部長は「できるだけ早く操業できるよう動いていく。当面は現工場も並行して稼働しながら、今後の利用を検討していきたい。引き続き地元の雇用にも取り組んでいければ」と話した。
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