厚木市の進める「地方創生推進プロジェクト」が、市民らからのアイデアが盛り込まれた事業計画の策定に向け、最終調整段階に入っている。
同プロジェクトは、「厚木の魅力発信」と「出会い・交流の場の創出」という2つのテーマを柱に、懸念される市内の人口減少を改善することが主な目的。今年5月に立ち上げられた。
これまで同プロジェクトでは、9月に行われた厚木ゆかりの音楽バンド「いきものがかり」の野外ライブ来場者に向け、展示や物産販売などで地元をPR。11月下旬の完成をめざす、ライブに関連させたモザイクアートには、いきものがかりファンなど市外からの投稿もあり、集まっている写真はすでに3千点以上。盛り上がりを見せている。
今後は、来年1月に婚活イベントやセミナーを予定しているほか、30歳女性をターゲットとするwebメディア「オズモール」と連動した女子旅企画で首都圏からの観光客誘致、小学生対象の市内会社・工場見学ツアーで地元就職の促進・市内企業のPRなど、複数の催しが企画されている。
担当する市企画政策課は、「人口減少という現実を、結婚期の世代やその親世代、企業など、あらゆる方々に理解していただけるよう、PRを行っていきたい」とコメントした。
メンバーの声事業に反映
プロジェクトのメンバーは、市内の商店会や企業、大学などから、市内在住・在勤・在学の経営層から現役学生まで幅広い世代の男女。実行委員長は川村憲一さん(市商店会連合会)、副実行委員長は北村太さん(厚木商工会議所)、竹端博一さん(日産自動車株式会社テクニカルセンター)、佐藤和希さん(湘北短期大学)の3人。同課の見上知司課長は「行政サイドでは思いつかない発想が生まれている。熱心に関わってくれているのでありがたい」と話した。11月上旬に予定する第6回会議で事業計画が固められる。
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